


ストーリー
保育者の目線で記される「子どもの成長」と「園でのまいにち」をお届け
2022.10.18
このストーリーのまとめ
園庭のとなりに畑を借りて、いろいろな野菜を育てています。子どもたちの手で種まきから収穫まで行い、収穫した野菜を給食室に持っていき、栄養士さんに調理をお願いします。大事に育てた野菜を持っていく子どもたちの顔は、とっても誇らしげ!苦手な野菜も頑張って食べる子が多いです。







収穫できた野菜に対する反応が、年齢によって異なることがとても興味深いです。0歳、1歳児は初めて見る野菜に「何だこれは!?」という顔をしますが、2歳児になると興味が深まってじっくり観察したり、種をくり抜く作業をするようになります。幼児クラスになると野菜を調理することでいろいろな料理になり、味や香りが変わっていくことを理解し、給食に出てくることを楽しみにしています。給食で消費できないほど収穫できた野菜は、保護者の方にレシピとともに家に持ち帰っていただき、収穫の喜びを共有できるようにしています。
野菜を育て、食べるまでのプロセスを通して、普段食べている野菜が多くの人が手間をかけて育てていることを理解し、感謝の気持ちを持つことができます。また、最近は子どもたちが土に触れる機会が少なくなっています。最初は土に触れることを躊躇している子が多いのですが、徐々に慣れて4〜5歳児になると積極的に触れるようになります。土に触れると遊びが広がって、子どもたちはどんどん体を動かしていきます。これらの食育活動を通して、丈夫な体と心を育んでいってほしいと願っています。
豊四季はぐくみ保育園(私立)
