


ストーリー
保育者の目線で記される「子どもの成長」と「園でのまいにち」をお届け
2022.09.27
このストーリーのまとめ
毎年開催している縁日ごっこ。子どもたちと話し合いを進め、今回のテーマは「にじいろのさかな」に決定。おみこしの飾りとしていろいろな海の生き物を製作するうちに、ものづくりの楽しみに目覚めます。子どもたちの創作意欲はとどまるところを知らず、ひとつのコーナーとして「すみれ水族館」を開催することにしました。



海の生き物に興味がある子は、自宅から持ってきた図鑑で調べて、自主的に魚の作品を作り始めました。何を作ればいいのか分からない子に対しては、「これを作ろうよ」と誘いかけて積極的に関わっていき、保育者も感心しました。創作活動の楽しみを初めて感じたり、仲間と一緒に一つの作品を作るうちに、相手の思いに気づいて一緒に完成の喜びを味わったり。製作活動に自由に取り組む過程で、どんどん成長を遂げていく様子が見られました。
「すみれ水族館」は、子どもたちの創作意欲から発展した活動です。ひとつの目的に向かって仲間と協力し合うことで、やり遂げる達成感を味わうことができました。自分ひとりでは難しいことも、友だちの支えを借りて乗り越えることで自信を得られ、友だちとの絆が深まったと思います。これからも「やりたい!」「好き!」という気持ちを大切にした活動機会を増やし、同じ思いを持つ仲間との遊びを通して、豊かな感性や協調性の育ちに期待したいです。
桜台保育園(公立)
