ストーリー

保育者の目線で記される「子どもの成長」と「園でのまいにち」をお届け

本当に、カブトムシに変身するのかな?

富勢保育園(公立)
健康な心と体自然との関わり・生命尊重豊かな感性と表現
2022.09.27

このストーリーのまとめ

遊びを通しての探索や発見から、興味や意欲を広げることを大切にした保育を行っています。子どもたちは虫探しが大好き。園庭に出るとすぐに虫探しを始めますが、うまく触れなかったり力が入りすぎてしまったりすることもありました。そこで虫の飼育を始めると、成長の過程を間近で見ることで命の尊さに気づき、思いやりのこころを育てることへも繋がってきました。

「サナギってもぞもぞと動くんだ~!」「もうオスかメスかが分かるね」
「何ていうカブトムシかな」「図鑑で調べてみようよ」
「ダンボールでつくったカブトムシ、かっこいいでしょ!」「強そうなツノにしたよ~」
保育者の視点

初めて見るカブトムシの幼虫は、成虫とはかけ離れたイモムシの姿なので、怖くて近づけない子もいました。でも日々見るうちに愛着が湧き、「どうやって変身するんだろう?」とお友達と図鑑を広げて、興味を持ち始めた様子です。幼虫からサナギになり、観察しやすい環境にしたら、「動いてる!」と大騒ぎ。「触ったら死んじゃうよね」と触りたいのをぐっと我慢して、大切に大切に育てたカブトムシ。迎えた羽化の瞬間は最高の観察タイムでした!

保育計画とのつながり

カブトムシのほか、アゲハチョウや蚕の飼育、野菜や花の栽培を通して、生き物や植物の成長をリアルタイムで経験できる機会を増やしています。形を変えながら育っていく不思議に触れることで、子どもたちに生命の大切さを間近に感じてもらいたいと考えています。また、苦手な野菜も自分たちで育てて収穫することで、「少し食べてみようかな」といった好奇心を引き出し、食育にもつなげられたらと期待しています。

富勢保育園(公立)

04富勢保育園園舎写真.JPG

富勢保育園(公立)

園庭あり
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