ストーリー

保育者の目線で記される「子どもの成長」と「園でのまいにち」をお届け

ラーメン屋さんです!具は何を乗せますか?

北柏駅前保育園わらび(私立)
協同性言葉による伝え合い豊かな感性と表現

このストーリーのまとめ

ある1人の男の子が、プラスチックのチェーンをラーメンに見立てて遊び始めました。保育者がザルやトッピング用のイラストを準備すると、ひとりふたりと興味を持ち、クラス全体で「ラーメン屋さんごっこ」に発展!他のクラスの子も来店(?)しました。給食の献立がラーメンのときは、みんなでラーメン屋さんになりきって楽しく食べました。

「ラーメンの具をつくろう」「これを乗せたらおいしいかな?」
「ラーメンはお湯を切るんだよ(湯切り)」「どう?これで合ってるかな?」
「ラーメンいかがですか?」「ひとつください!」「はい、どうぞ。買ってくれるとうれしいなあ」
他のクラス(異年齢)のお友だちも仲間入り。「私もラーメン屋さんになりたい!」
「給食にラーメンが出たよ!」「今日のラーメンは、醤油ラーメン。気分上々」「この具はおいしいねえ」
保育者の視点

チェーンをラーメンの麺に見立てて遊ぶ子どもの姿に、保育者がさらにイメージを膨らませ、なりきって楽しめるように他のアイテムを準備しました。どんどん遊びの輪が広がっていき、ひとりで楽しんでいたごっこ遊びが、友だちへと広がり、イメージが共有されていく面白さや喜び、一緒に遊ぶ楽しさを感じています。そんな様子を見て、栄養士が給食にラーメンを出そうと提案してくれて、ラーメンが登場して子どもたちは大喜び!遊びの雰囲気をそのままに、食べる楽しさにつながっていました。

保育計画とのつながり

子どもたち一人ひとりが、「やってみたい」「やってみよう」と興味・関心を持った遊びを、思う存分楽しんでほしいと思っています。子どもたちは遊びに必要なものを考えて、準備したり作ったり、友だちの遊び方に刺激されたりすると、遊びのイメージをどんどん広げていきます。お友だち同士で話をしながら遊びを共有・実現する面白さや、「できた!」と満足する体験をたくさんしてほしいです。『ラーメン屋さんごっこ』から、ラーメン屋探し・訪問などの社会体験や実際にラーメンを作り、食べる体験につなげ、『食』への興味や関心・「みんなで楽しく食べる」喜びを感じる体験になっていくことが楽しみです。

北柏駅前保育園わらび(私立)

北柏わらび園写真.jpg

北柏駅前保育園わらび(私立)

園庭あり
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