ストーリー

保育者の目線で記される「子どもの成長」と「園でのまいにち」をお届け

お散歩がなかなか前に進まないのは、なぜ?

保育室みどりの木(私立)
自然との関わり・生命尊重豊かな感性と表現お散歩

このストーリーのまとめ

歩くことが楽しくなった子どもたちにとって、お散歩はその道中も楽しい時間!途中で虫や草花を見つけると、立ち止まってじっくりと観察しています。以前の散歩で見つけたコバンソウを今日も見つけ、歩いている子がカートの子に手渡してくれました。

「これなんだろう?」「おもしろいね。」(不思議なかたちをした草、コバンソウです)
「はい、どうぞ!」(カートに乗っているお友だちに、コバンソウのおすそ分け)
保育者の視点

戸外にお散歩に出かけるなかで、虫や草花など自然への興味関心もふくらんでいきます。また、友だちと一緒に興味をもった虫や草花などに着目することで、一人の興味関心が周りの子たちに広がっていくのを感じます。ある日の散歩のなかで、コバンソウに関心を持った子が、また今日も同じコバンソウを発見。それを友だちへと渡してあげたりと、友だち同士の関わりも共通の興味関心を手がかりに広がりが見られています。

保育計画とのつながり

こどもたちが興味関心や発見に、じっくりと向き合えるような環境をつくっていきたいと考えています。例えばお散歩は目的地に到着することだけが狙いではなく、散歩の途中でいろいろな興味関心に向き合うことも大切です。一人ひとりの気持ちに寄り添うと、なかなか前に進まないお散歩になりますが、それは子どもたちにとってたくさんの刺激や興味関心が周りにあることだと思います。立ち止まってその気持ちに寄り添い子どもたちの新しい発見にたくさん共感していきたいと思います。

保育室みどりの木(私立)

保育室みどりの木外観.JPG

保育室みどりの木(私立)

園庭あり
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